世界で最も著名な日本人映画監督である「世界のクロサワ」こと黒澤明。黒澤監督の生誕100周年を記念した特別展が、沖縄国際映画祭に華を添えます。
開催日時 | 3月25日(木)~ 28日(日) 9:30 ~ 21:00(※27日のみ、8:30~21:00) |
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会場 | 沖縄コンベンションセンター 会議場A2 |
展示内容 | 歴代作品ポスター、歴史、年表、監督直筆の台本、ゆかりの品、黒澤明至言集/写真、ほか多数展示 |
第2回沖縄国際映画祭が開催される本年は、黒澤明監督(1910年3月23日)の生誕100周年にあたる年でもあります。
氏の独特の審美眼、精緻な演出手法、革新的な撮影技法は、今もなお、スピルバーグやコッポラら、世界中の映画監督や製作者に多大な影響を与え続けており、クリント・イーストウッドをして「クロサワは自分の映画人生の原点だ」と尊敬を表現。「世界のKurosawa」に対する賞賛の拍手は鳴り止みません。
また、その映画作品とともに、氏の偉大な遺産のひとつが「黒澤明の名言」。映画作りに必要なる姿勢や、撮影現場という社会に対する心構え、苦境の越え方などは、まさに“監督が、これからの未来ある映画人、社会人に語りかける人生のバイブル”と呼ぶべきものだと思います。
この生誕100年という栄えある年に、黒澤監督の偉業と功績に敬意を表し、数々の作品とともに、その至言集で黒澤監督の足跡をたどる作品展を企画させていただきたいと存じます。
黒澤明 [1910~1998]
東京都生まれ。1936年、P.C.L.映画製作所(現在の東宝)に入社し、助監督を経て『姿三四郎』(43)で監督デビュー。51年、『羅生門』でヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞し、世界からも注目を集めるようになる。代表作は『七人の侍』『隠し砦の三悪人』『用心棒』『椿三十郎』『天国と地獄』など多数。