長編プログラム

Laugh(ラフ)部門・Peace(ピース)部門

本映画祭のコンセプトである“Laugh & Peace”の精神「笑えるもしくは観終わった後に幸せになれる」という趣旨に沿った本映画祭の「核」に位置づけられるプログラムです。

「笑い」が人の心を癒してくれる、そんな新作コメディ長編映画を中心に国内外から作品を広く募ります。ひとくちに「コメディ」といっても、ドタバタ喜劇から、主要舞台を固定したシチュエーション・コメディ、女性に人気のロマンティック・コメディ、さらに涙と笑いの心温まるハートフル・コメディ、社会風刺や皮肉の効いたブラック・コメディとジャンルはさまざま。そのためプログラムは「Laugh(ラフ)部門」と「Peace(ピース)部門」の2部門に分けられます。お笑いは世界の共通言語であると同時に、その国の文化や個性、国民性 が表れるものです。笑いで人々を幸せにすることの素晴らしさを沖縄から広く世の中に発信しようという思いを込めて設立されました。

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第2回沖縄国際映画祭 各賞の紹介

「Laugh部門 海人賞(うみんちゅしょう)グランプリ」 「Peace部門 海人賞(うみんちゅしょう)グランプリ」
「長編プログラム」で上映される"Laugh部門"13作品、"Peace部門" 13作品から、それぞれ昨年の観客賞にあたる一般審査員と観客の投票によって選ばれます。

ゴールデン シーサー賞(金石獅賞)
国際的な5人の審査員により、両部門を通じた1作品が審査員特別賞として選出されます。

授賞式:3月28日(日)18時~

各賞の発表は第2回沖縄国際映画祭の最終日3月28日(日)18時よりシアター1で開催される授賞式にて発表されます。

長編プログラム 審査員

キム・ドンホ

審査委員長 キム・ドンホ(釜山国際映画祭 執行委員長)

ソウル国立大学で法律を専攻後、漢陽大学で経営管理の修士号を取得。キム氏は韓国文化観光部(旧文化広報部)に27年間在職し、種々の官職を歴任してきた。それに加えて韓国映画振興委員会委員長、ソウル・アーツ・センター館長、および韓国文化観光部副大臣も務めた。現在は釜山国際映画祭執行委員長、Network for Promotion of Asian Cinemaの副委員長を務める。韓国ならびに国際社会での文化貢献への功績が称えられ、これまでに数多くの文化賞を受賞。ロッテルダム国際映画祭、インド国際映画祭、シアトル国際映画祭など、国際映画祭の審査員も務める。2005年に著書'History of Korean Cinema Policy'を出版。

リー・チーガイ

リー・チーガイ(監督)

香港生まれ。カナダのアルバータ大学で学士を取得した後、ロンドンで映画制作について学ぶ。1988年制作のデビュー映画では監督と脚本を兼務。92年、制作会社「電影人製作有限公司」を香港人の監督5人と共同設立。以来、数々の賞受賞作品やヒット映画を世に発信し続けている。98年公開の『不夜城』で、香港人として初めて日本映画の監督に就任。2002年開催の東京国際映画祭でも、審査員を務めている。

リー・ガン

リー・ガン(映画プロデューサー)

台湾で活躍する映画人で、脚本、監督、製作、配給など複数の肩書を持つ。監督としては『條子阿不拉(CopAbula)』で長編デビューを飾る。これまでに台湾で50本以上の世界のインディペンデント映画を配給しており、2007年からはプロデュース業を始め、『星光伝奇(STARS)』『ヤンヤン』『茱麗葉』などをプロデュースしている。

クリストフ・テルレヒト

クリストフ・テルレヒト(ベルリン国際映画祭 フォーラム部門ディレクター)

1961年、ドイツのミュンスターに生まれる。ハンブルク大学で政治学とジャーナリズムを学び、84年から映画ジャーナリストとして活動する。87年、日刊紙「taz」の編集員になる。88年から2年間、パリでフリーランスのジャーナリストとして過ごす。90年までにハンブルクの〝ヨーロッパ低予算映画フォーラム0で映画の選定に携わる。91年から97年まで、ベルリンの雑誌「tip」の映画のページの編集を行う。2001年、ベルリン国際映画祭の独立系映画部門 フォーラム(the International Forum of New Cinema)の責任者に任命された。

又吉栄喜

又吉栄喜(小説家)

1947年、沖縄県浦添市生まれ。琉球大学史学科卒業。九州芸術祭文学賞、すばる文学賞、芥川賞を受賞。近著に『夏休みの狩り』(光文社)『呼び寄せる島』(光文社)『漁師と歌姫』(潮出版社)。『豚の報い』(崔洋一監督)と『波の上のマリア』(宮本亜門監督『ビート』原作)が映画化。『人骨展示館』『果報は海から』等がフランス、イタリア、米国等で翻訳出版された。南日本文学賞他の選考委員。

プログラム

第1回 沖縄国際映画祭(2009年)