沖縄国際映画祭実行委員会

沖縄国際映画祭実行委員会 副会長 翁長 雄志

沖縄国際映画祭実行委員会 副会長 翁長 雄志

「第2回沖縄国際映画祭」の開催にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。

沖縄国際映画祭は、国内初のリゾート型国際映画祭として実施されており、国内や海外の映画産業及び関連産業の発展と、沖縄県の産業や観光の振興に寄与することを目的とし、昨年の北谷町での第1回の開催では、4日間で11万人の観客の皆様がご来場され、大盛況のうち幕を閉じたと伺っております。

第2回目となる今回の映画祭では、メイン開場となる宜野湾市沖縄コンベンションセンターでの開催に先がけて、那覇のメインストリート国際通りを中心に市内各地で数々のカウントダウンイベントが予定されており、前回にも増した盛り上がりを見せてくれるものと存じます。

さて、那覇市には、世界遺産に登録された首里城跡をはじめ独自の文化遺産や名所など数多くの観光資源がございます。また、琉球舞踊やエイサー等の伝統芸能は国内外でも高く評価されており、我々が誇りとする文化となっております。このたびの世界的な新しい映画・映像の祭典を目指す本映画祭の開催を通して、那覇市の魅力が広く内外に発信されるものと期待するものであります。

昨年から続く世界的な景気後退、そして新型インフルエンザの流行により、観光産業をはじめ県内経済は大きな影響を受けております。しかしながら、このような厳しい状況であればこそ、人々に活気を呼び込む取り組みが必要であると考えます。

映画祭のコンセプトである“Laugh & Peace”は、私たちの日々の生活に潤いと活力をもたらすものとして大変意義深いものであり、地域と一体となった本映画祭の開催は、地域の商店街や中心市街地等のまちの活性化にもつながるものと大きな期待を寄せるものであります。

那覇市は、観光産業をリーディング産業として位置づけ、人もまちも活気づく「美ら島の観光交流都市」の実現に向けて取り組んでおりますが、これからも関係機関と連携した様々な誘客イベントの開催、観光交流都市にふさわしい安全で美しい環境づくりや、市民生活と調和した観光の振興を図ってまいる所存でございますので、関係各位のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

結びに、本映画際の開催に向けてご尽力されております吉本興業株式会社をはじめ沖縄国際映画祭実行委員会の皆様に心から敬意を表しますとともに、本映画祭が今後ますます発展されますことを祈念いたしまして、ごあいさつといたします。

那覇市長
翁長 雄志

メッセージ

第1回 沖縄国際映画祭(2009年)