沖縄国際映画祭実行委員会

沖縄国際映画祭実行委員会 実行委員長 大﨑洋

沖縄国際映画祭実行委員会 実行委員長 大﨑 洋

ただ眺めるだけも、不思議な魅力を持った沖縄の海と空。
それは多くの人々を惹きつけてやまない、我が国が世界に誇り得る屈指の観光資産の一つだと確信しています。そして私も、その魅力に取りつかれるように、若い時から仕事を通して、ここ沖縄の地と沖縄の人々に深く惹かれてきた者の一人です。不思議なご縁を幾重にもいただき、沖縄の方々から公私ともに、忘れがたい交流を得る幸運に恵まれてまいりました。

その経験を通し、沖縄の地で、沖縄の皆様と共に、沖縄ならではの魅力を活かしながら、広く全国へ、世界へ発信する企画ができないか、そう強く願うようになっていました。 ただ「仕事」としてのみの試みではなく、また始まりは小さくとも多くの人々と永く繋がっていく「交流と共有の場」とできるような何か。そんなぜいたくな夢をずっと持ち続けてきました。

多くの方々のご協力、ご理解、アドバイスをいただきながら、その一つの形として提案できたのが「沖縄国際映画祭」という、それこそ夢のような企画でした。

「コメディ作品に特化した映画祭・映像祭」という私達にとってはじめての試み・取り組みが実現できましたのも、多大なご協賛をいただきましたフレンドシップパートナーの皆様、国内外の映画配給会社様、放送局様、メディア各社様、そして開催地沖縄県、北谷町の方々、ボランティアでご参加いただきましたすべての皆様のおかげであります。

すべての上映会場は満席となり、特設したビーチステージには、お客様の笑い声が絶えることなく、会場中に笑顔があふれ、4日間、幸せな時間と空間をお届けすることができました。

ご協力いただきましたすべての皆様に深く感謝申し上げます。

この映画祭のテーマである「Laugh&Peace」は世界中が求める共通のテーマであり、ここ沖縄で開催される当映画祭が、その「笑い」「幸せ」を世界中に発信する場になること、さらに世界中から「笑い」とその才能の集まる場をつくれたら。

映画のみならず、全ての映像コンテンツ産業に関わる皆様に、プレゼンテーション、PR、交流の場としてご活用いただき、コンテンツの発掘、新しい才能を発掘し、ご参加いただく皆様と一緒に創る映画祭・映像祭にすることができたら。

さらに地元沖縄の方はもちろん、お越しいただいたすべての皆様に幸せな時間と空気を感じていただけたら。

私たちはその願いを実現できますよう、第2回目開催にあたり、インフラとホスピタリティのより一層の充実を図り、皆様のお役に立てるための準備を着々と進めております。沖縄国際映画祭に是非皆様お越し下さい。

心よりお待ち申し上げております。

吉本興業株式会社 代表取締役社長
大﨑 洋

メッセージ

第1回 沖縄国際映画祭(2009年)